アジア太平洋地域の国や都市が直面する様々な都市課題、なかでも水・衛生・廃棄物・エネルギーなど、環境に関連する分野における問題と現状、そしてその解決のために求められるノウハウやニーズを明らかにすること。一方で、日本の自治体および企業・NPOなどによる環境分野における先進的な技術や取り組み、また経験を紹介していくこと。それが、国際環境技術専門家会議(EGM: Expert Group Meeting)の目的です。そして、会議を通じて明らかとなった個別のアジア側のニーズに対し、具体的に課題解決となる技術やノウハウを見出し、実現可能性を調査し、パイロット事業やワークショップ・研修などを実施していく予定です。
2010年9月30日、第2回国際環境技術専門家会議が福岡市で開催されました。
今回は「エネルギー」をテーマとして、特にクリーン・エネルギー(再生可能エネルギーや代替エネルギー)を対象に、国や都市全域を網羅する大規模あるいは高度なエネルギー技術を第1部、また都市あるいはコミュニティ単位でも導入可能な、よりシンプルで持続可能なエネルギー技術や取り組みを第2部で紹介しました。
第1部では、自治体の産学官連携による世界レベルでも先進的な取り組み事例として「福岡水素戦略」について、福岡県より基調プレゼンテーションが行われました。続いて、北九州市による低炭素社会の実現に向けた取り組み、企業による太陽光発電、鶏糞発電、地熱エネルギーなどについてのプレゼンテーションが行われました。
第2部となる午後のセッションでは、福岡県大木町によるバイオマス・エネルギーの取り組みに続き、太陽の熱を反射する塗料、水車、ソーラークッカーなどの技術やノウハウが紹介されました。
アジア各国の参加者からは、電気の普及率や豊富な地下資源や新エネルギーのポテンシャルを有するにもかかわらず財政・技術力の不足から木材など伝統的な材料に頼らざるを得ない現状など、それぞれのエネルギーに関する現状や課題、日本の技術協力を期待する分野などについて説明が行われました。その後、第1、2部とも出席者による大変活発な意見交換や質疑が行われました。






